株式会社姿勢改善サロンの事業とサロンの特徴
ー株式会社姿勢改善サロンの事業概要についてお聞かせいただけますか?
現在、世田谷区で治療院を2店舗運営しているほか、同業者向けのオンラインスクールやセミナー事業を行っています。サロンでは単に痛みを取る施術だけでなく、ピラティスやパーソナルトレーニングなども取り入れ、お客様の状態に合わせた多角的なアプローチを提供しています。
ー髙品代表ご自身は、普段どのように現場に関わられているのですか?
施術に関しては主に本院に立ち、月に15〜16日ほど現場に出て自ら患者様の施術を行っています。現場に出ているのは、純粋に治療が好きだからという理由はもちろん、知識や技術の向上、そして何より直接お客様のお声を聞く時間を大切にしたいからです。そうして現場の感覚を維持しながら、サロン全体の経営管理を行っています。
ーオンラインスクールやセミナー事業はどのような体制で運営されているのでしょうか?
オンラインスクールやセミナーに関しては、現在は信頼できる業務委託のスタッフに講師を担当してもらっています。僕自身が立ち上げた事業ではありますが、自社スタッフが成長して任せられる仕組みを整えています。
起業への決意と下積み時代から開業までの道のり
ーどのような経緯で治療院・ヘルスケアの道を選ばれたのでしょうか?
もともと体育系の4年制大学に通っていて、卒業後はストレッチ専門の会社に就職する予定でした。しかし、研修で現場の雰囲気を体験した際、「もっと身体のことを本格的に学びたい」と感じたんです。そこで内定を辞退し、専門学校に入り直して3年間学び、国家資格を取得しました。
ー資格取得後、すぐに開業を見据えて動かれたのでしょうか?
そうですね。資格を取ることがゴールではなく、開業することがスタートラインだと考えていました。学生時代に刺激的な経営者の方と出会った影響も大きく、「資格を取って会社員として数年働く」という王道ルートではなく、25歳でフィットネスクラブ内のボディケアルームにて業務委託の完全歩合制で働き始めました。
ー実店舗の開業から法人化までの経緯について教えてください。
業務委託として3年半ほど経験を積みながら資金を貯め、28歳の時に個人事業主として独立開業しました。その後、順調に顧客が増えて事業が拡大したため、開業から3年ほど経ったタイミングで法人化し、現在の「株式会社姿勢改善サロン」を設立しました。
売上赤字の試練と事業拡大を支えた経営思想
ー開業直後、特に苦労されたエピソードなどはありますか?
開業して最初の3ヶ月間は、売上が月30万円ほどしかない厳しい時期がありました。店舗の家賃や自宅の家賃、光熱費や生活費などを合わせると完全に赤字で、「このままだと半年で潰れてしまう」という危機感でいっぱいでしたね。
ーその窮地をどのようにして乗り越えられたのですか?
当時は毎朝5時に起きて、毎月1万5,000部以上のチラシを2年半自分で配り続けました。並行してマーケティングのセミナーに通い、Web集客や各種SNS広告を勉強して実践し、徐々に集客を軌道に乗せました。
ー事業を展開・拡大していく中で、最も大切にされている「経営理念」は何ですか?
「関わった人を豊かに」という言葉です。お客様はもちろん、一緒に働いてくれるスタッフや取引先の方々など、当社に関わるすべての人が豊かになれるかどうかを、あらゆる経営判断の基準にしています。事業拡大や2号店の出店も、スタッフから「ベッドが足りなくて働けない」という声を受けて決めたもので、常にニーズに応える形で展開してきました。
今後のビジョンとこれから起業を目指す方へ
ー今後の目標や構想されているビジョンについて教えてください。
整体・整骨・ピラティス・トレーニングといった運動施設に加え、整形外科などの医療、さらには食を提供するカフェまでを一気通貫で集約した「総合ヘルスケア複合施設」を作ることです。痛みの改善から長期的健康までをトータルでサポートするため、現在は不動産や事業構想の勉強を進めています。
ー髙品代表ご自身の強みや、日頃から意識されている姿勢は何でしょうか?
僕自身の強みは、爆発的な天才肌ではなく「愚直に継続できること」です。チラシ配りも、YouTube撮影も、ブログ投稿も、自分で「やる」と決めたことは毎日休まず続けました。継続すること自体を難しいと思わず、決めたことをやり切るのが僕のスタイルです。
ー最後に、これから起業や経営を目指す方へ向けてメッセージをお願いします。
「言い訳をせずにやり切ること」、そして「自分との約束を守ること」に尽きると思います。やり方が分からなくてもまずは行動を起こし、自分が決めたことを最後までやり切る。愚直な行動の積み重ねこそが、必ず結果につながると信じています。