最先端テクノロジーで農業の現場を変える「事業の強み」
ーNEXT INNOVATION株式会社の主な事業内容について教えてください。
弊社では主に農業用ドローンの販売・整備・スクール運営、国家ライセンス取得支援をはじめ、トラクター等に取り付ける自動操舵システム「Verditex」の提供など、スマート農業に関わるソリューションを総合的に展開しています。ドローンに関しては農業用だけでなく、空撮や災害時の赤外線カメラ点検など幅広い用途に対応できる講習・サポート体制を整えています。
ー他社にはない、御社ならではの差別化ポイントや強みは何でしょうか?
弊社は「Boran Japan」ブランドの農薬散布ドローンや、トラクター自動操舵システム「Verditex」といった最先端機器の日本総代理店として、独占販売権を有している点です。弊社が認めた正規販売代理店を通して全国へ普及を進めており、他社では扱えない高品質な機器と手厚い技術サポートをセットでご提供できるのが大きな強みです。
ートラクターの自動操舵システムは、現場にどのようなメリットをもたらしますか?
トラクターを広大な畑でまっすぐ走らせる作業は、熟練の技術と大変な神経を使います。後付けの自動操舵システムを装着すれば、ボタン一つで正確な走行が可能になります。これにより、ご家族やアルバイトの方、経験が浅い方でも簡単に作業ができるようになり、深刻な人手不足の解消や作業時間の短縮に大きく貢献しています。
創業への熱い想いと、試練を乗り越えた「経営の軌跡」
ー木原代表が起業を志したきっかけや、これまでの経歴についてお聞かせください。
幼い頃から「将来は自分で事業を立ち上げたい」という強い思いがありました。キャリアのスタートとして、産業用無人ヘリコプターで農薬を散布する会社に入社し、長年現場でノウハウを培いました。その後、「北海道だけでなく全国の生産者様の力になりたい」と考え、14年ほど前に「ネクストクリエイティブ株式会社」を立ち上げて独立したのが始まりです。
ーそこから「NEXT INNOVATION株式会社」を設立された経緯はどのようなものでしたか?
無人ヘリからドローンへと時代の技術革新が進む中で、よりドローンや最新のスマート農業機器に特化した事業を展開する必要性を感じました。そこで、培ってきた現場のネットワークと専門知識を結集し、2023年1月に「NEXT INNOVATION株式会社」を新会社として設立いたしました。
ーこれまで経営を続けてこられる中で、一番苦労されたエピソードは何ですか?
新しい地域に営業所を出し、地元のコミュニティに溶け込むまでのプロセスですね。北海道内でも地域が変われば文化もニーズも異なります。最初は農業協同組合様や全農様になかなか取り扱っていただけず、信頼を得るまでに1年近くかかりました。足繁く地域に通い、誠実に向き合い続けることで、少しずつ仲間として受け入れていただきました。
スピード感と失敗を恐れない「経営理念と人材育成」
ー木原代表が会社経営において最も大切にされている方針は何ですか?
お客様が求めるものに対して、お伝えいただく前に先手を打って提案する「スピード感」です。「こんなことできないの?」と聞かれてから動くのではなく、「この技術を使えば課題が解決できますよ」と、こちらから常に次の選択肢を提示することを徹底しています。天候や時期に左右される農業において、スピードと柔軟性は不可欠です。
ー社員の方々の人材育成や教育において、心がけていることはありますか?
基本的には「自分の頭で考えて、やりたいように自由にチャレンジしてみなさい」というスタンスです。一人で現場に出れば、上司や私が常に隣にいるわけではありません。ですから、私の目の届く範囲にいるうちにどんどん挑戦し、経験を積んでほしいと考えています。
ーチャレンジさせる中で、失敗に対する考え方はどのように伝えていますか?
失敗は成長のための大切なプロセスですので、「失敗してもいいから、まずやってごらん」と伝えています。指示されたことだけをやるのではなく、自分で判断して行動できる自立した人材になってほしいですし、自由にチャレンジできる環境を作ることが代表である私の役割だと思っています。
農家からの感謝と、日本の農業を支える「未来へのビジョン」
ー事業を続けていて「一番嬉しい」と感じる瞬間はどんなときですか?
やはり、導入してくださった農家様から直接「助かったよ」「本当にありがとう」とお声をいただいた瞬間です。自分たちが提供した技術が、現場の過酷な作業を劇的に変えたのだと実感できるときが、経営者として最も誇らしく、幸せを感じる瞬間ですね。
ー今後の展望や目指すビジョンについて教えてください。
今後はドローンやトラクターの自動化だけでなく、ビニールハウス内でのミニトマト収穫ロボットなど、作物の「収穫工程」における自動化技術の提供にも視野を広げていきたいです。日本の人口減少に伴う担い手不足に対して、あらゆる農作業の自動化・省力化に貢献し、日本の農業の未来を現場から支え続けてまいります。
ー最後に、これから独立や起業、経営者を目指す方々へのメッセージをお願いします。
とにかく「失敗を恐れずに、まずは一歩を踏み出してやってみる」ことが何よりも大切です。最初から全てがうまくいく経営者なんていませんし、現場に出て直接お客様と向き合い、自ら動く中でしか見えてこない課題や答えがたくさんあります。失敗しても、それを次の糧にして自分で考えて行動し続ければ、必ず応援してくれる仲間や信頼してくれるお客様が現れます。強い想いを持って、ぜひ自由にチャレンジしていってください。